【本日定休日】公共工事はどうやって決まるのか?入札に必要な審査について
熊澤建装のホームページにお越し頂きまして、誠にありがとうございます。
弊社の定休日が日曜・月曜でございまして、昨日に引き続き本日もお休みをいただいております。フリーダイヤルは留守番電話サービスに繋がるようになっておりますので、ご用件を録音して頂けますと幸いです。
また、ホームページ内にあります「お問い合わせフォーム」はすぐにこちらでも内容の確認が可能です。ご案内は明日の9時以降となりますが、建物調査や御見積りのご予約は優先的にご案内致しますので、是非お問い合わせフォームをご利用頂ければと思います。
さて、定休日の現場ブログでは、現在工事中の現場情報ではなく外部改修工事に関する豆知識やお役立ち情報をお伝えしております。本日は昨日に引き続き公共工事に関するご紹介で、公共施設の工事を請け負うための審査についてをお伝え致します。
工事を請け負う際に行われる入札については昨日お伝えしておりますので是非一緒にご覧いただきまして、へ~公共工事をする業者はこうやって選ばれるのか~と頭の片隅に置いておいて頂けますといつかきっと役に立つと思います。
■ (入札編)にあった入札参加資格審査とは?
入札に参加する業者として、要件を満たすかどうかを審査することです。
公共工事を行うだけの能力を持たない会社に工事を発注してしまっては大きな問題となるので、入札前に業者のチェックが必ず行われます。
■ 審査内容は?
1,建設業許可を受けている
建設業であれば持っていて当たり前だと思われがちですが、これは「500万円以上の工事を受注するため」「公共工事の入札をするため」に必要な許可です。
つまり、戸建て住宅等少額な工事のみを行っている会社や個人事業は、許可がなくても建設業が出来ます。建設業許可を取得するには建設業法に沿った膨大な書類の提出と、適正な工事を請負い、施工してきた実績と事実証明が必要となります。
健全な経営してきたことが確認出来る重要な許可です。
2,経営事項審査を受けている
経営事項審査とは「経営状況」「経営規模」「技術力」「その他審査項目(社会性など)」について数値化して評価するものです。
会社の評価を数値化したのもなので、学校でいう通信簿のようなものです。審査内の評価が低い場合には要件を満たさないと判断され、入札に参加できません。しかし、早く評価を上げようと受注数や技術職員を多くしてしまうと、無駄な経費や無理な受注で利益を圧迫してしまうため、バランスの取れた会社でないと評価を上げることができない仕組みとなっております。
3,各種税金に未納がないこと
当たり前ではありますが、公共工事ですので税金を滞納している業者は入札に参加できません。
4,欠格要件に該当しないこと
都道府県や市町村によって要件の内容が変わるので詳細は省きますが、これまでに不正な行為や問題を起こしていないかという項目が数十個あります。
代表的なものですと、
・建設業許可の取消を受けている、また取消後から5年経過していない
・業務停止処分を受けている
・法律の罪を犯し刑を受けている、また刑の執行後から5年経過していない
などなど、こちらも当たり前のことですが、会社が健全であることは重要な条件です。
以上が公共工事の入札に当たって必ず行われる審査のざっくりとしたご説明でした。文章だけで見るとなんだか簡単そうなのですが、数多くの書類作成と提出が有り、多くの業者が専門家に申請の代行を依頼しています。当社も社労士さんへお願いして申請を行って頂いてるのでとてもスムーズにいつの間にか審査が終わっていてとても助かっております。
社労士さんが手伝ってくださる分、会社として必要なのは国家資格や長年の実績ですので、まずは誠心誠意外壁塗装や防水工事をコツコツ行い、皆様にご満足頂けるような最善の工事と安定した経営状態を維持することが大切でございます。
本日のまとめ!
公共工事を行うことの一体何がすごいのかを個人の感想も含めてまとめますと、
1,難しい入札資格審査を通っている
⇒経営状況や技術力など様々な観点から審査・評価を受け、問題ないと判断される
⇒会社としての安心・信頼へ繋がる
2,入札の際に最も有利な条件を出せる
⇒契約事項や図面・数量・施工方法を見て、的確な回答ができる
⇒判断力・技術力が高い
今後も皆様が公共施設を安心してお使い頂けるよう、そして市区町村が誇れるような建物に仕上げられるよう精進して参ります。今年も後残りわずかとなりましたが4月からが新年度ですので、3月までに公共工事の入札案件が上がりましたらまた積極的に参加いたします!お楽しみに!