【本日定休日】公共施設の工事はどうやって請負うの?公共工事の入札について
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さて、定休日の現場ブログでは、リフォームや塗り替えなどの外装工事の際に役に立つ情報をお伝えしております。今回は今日と明日の2回に分けて「公共工事はどうやって行うの?」という疑問にお答え致します。当社でも10年程前からほぼ毎年公共施設の改修工事を請け負っておりますが、工事を行うまでに様々な条件や審査がございます。今回はその中でも難易度が高い【入札】についてのご紹介です。
■ そもそも入札方式なの?
まず国や都道府県、市区町村等の自治体から工事依頼内容と契約条件をインターネット上に公表されます。入札条件や工事の受注条件を満たしている複数の業者から最も有利な条件を出したところに契約を発注します。
・有利な条件を出す(適切な施工、適正な価格)⇒入札
・契約を発注⇒落札
図面や数量、工事内容をみて的確な判断と正しい金額を提示することにより、注文を受けられる(落札)という流れになっております。しかし、工事自体の予算は公表されず、予算に一番近い入札が選ばれるため、なかなかその判断が難しいです。特に入札の平均額から下限額が決められますので、あまり考えずに高すぎたり安すぎたりする金額で入札する業者があると平均の見極めも難しくなってしまうため、他の業者がどのような金額で入札するかを当てる勘と運も必要になります。
■ なんで入札式なの?
多くの業者から金額提示して貰うことで、一番工事予算に近い業者をすぐに見付けることが出来るからです。また、公平かつ公正に業者を選んで適正な金額で契約を結ぶためでもあります。リフォーム業界では公共工事だけでなく戸建て住宅や集合住宅でも相見積もり(複数の業者から見積りを取ること)が推奨されており、そうすることによって工事費用の平均を把握することが出来ます。
公共工事を発注する際は、原則として「一般競争入札」によって業者を選ぶことが定められています。
■ 一般競争入札とは?
業者を限定せずに行う入札のことで、広く門戸を開いて多くの業者が入札に参加できる入札方式のことです。
■ 誰でも入札できるの?
無制限に誰でも出来るということではありません。
公共工事の金額はとても高額な取引となります。職人が在籍していなければ全ての工事を他社に丸投げしてしまう業者もいますし、実績が少なく工事の仕上りに問題が出てきても対処できない業者だと困るからです。
入札に参加するためには「入札参加資格審査」というものを受ける必要があります。この審査がとても厳しく、入札するに当たっての条件も多いため、それらをクリア出来る業者は多くありません。リフォーム業社は数多くありますが、その中でも専門的な国家資格や許可を取得している業者は少ないため、多くの条件を設けて審査をすることによってふるいに掛けるのです。
本日のご紹介はここまでです!明日は「入札参加資格審査」について、どのような条件が設けられていてどのような審査があるのかをご紹介致します。
熊澤建装も当たり前ですが本日ご紹介した入札方法にて公共工事の請負をしております。公共工事の施工時例はこの新しいホームページを開設してからのものしか写真があまりないのですが、いくつかご紹介しておりますので是非ご覧下さい。
↑つい先週工事が終わりました神奈川県秦野市の消防署外壁改修工事です。こちらは作業写真も多く掲載できておりますので、業者選びの際の判断材料としてご参考になればと思います。
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