【本日定休日】外壁塗装の費用はなぜ業者によって違うの?【塗装の豆知識】
屋根・外壁塗装・防水工事の専門店 熊澤建装でございます。本日は当社ホームページにお越し頂き、誠にありがとうございます。
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当社ではお家やアパート・マンションなどの集合住宅、工場や事務所内装など幅広くリフォーム・改修工事を承っております。また、建物の状態調査や雨漏り診断、そして補修費用の御見積りまで無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
※調査や御見積りの作成を行ったからと行って必ずご契約頂く必要はございません。他社様との比較や判断材料の一つとしてご参考頂ければと思いますのでご安心ください。
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秦野・厚木・横浜・杉並の4店舗展開しており、神奈川・東京エリアを全域ご対応しております。常に職人・調査スタッフがエリア内全域にある現場を回っておりますので、営業所が近くになくても出張料や調査費用などが発生することはありません。
施工事例でも幅広い地域での施工実績を掲載しておりますので、是非ご覧ください。
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さて、前置きが長くなりましたが定休日には皆様が建物やお住まいの補修・メンテナンスを行う際にきっと役に立つ豆知識をご紹介しております。本日は「外壁塗装の見積金額が業者によって違う理由」についてお伝え致します。
★事業形態の違い
・個人事業
在籍していた会社で習得した知識や技術を活かして職人が独り立ちし、個人事業を始める場合が多いです。会社の経営にかかる経費や維持費が法人よりも少なくすむため工事費用も安くすることができます。
個人事業の場合は代表一人、若しくは職人複数人での少人数運営のため工事期間が長くなったり、経費削減のため工事に対する保証やトラブル対応力などのアフターフォローが難しい面もあります。
また、大手法人業者が有りながら個人店も多く設立される競争が激しい業界のため、工事したばかりや保証期間が残っていても業社が倒産してしまって対応して貰えないという問題もまれにあります。
・会社組織
社会保険や会社を維持するための費用が多く発生するため、その分工事単価が高くなります。また、請負う工事の幅が広ければ広いほど専門外の工事も行うようになるため、専門外の工事は他業者へ発注し、中間手数料が発生し、その費用も工事代金に上乗せとなります。
しかし、諸経費の中には工事保険料や分割払いの場合にはリフォームローン手数料、管理するためのシステム料などアフターフォローに係わる各種サービスの費用が含まれているため、個人事業よりも安心して工事できるような体制が整っていることがメリットです。※個人事業と同じように競争が激しい業界のため一概に必ず受けられるという保証はありません。
★専門として行える工事の幅
例えば塗装業者だと外壁・屋根の塗装はできても、工事前に組み立てる足場設置が出来ない場合が多いです。その場合には足場業者に依頼をするためそこで中間マージンが発生します。
※中間マージン:工事の受注業者と専門外工事を行う他業者の両方に利益が発生するよう上乗せされる経費(中間手数料・仲介手数料のようなもの)
戸建て住宅の場合、外装のメンテナンスで屋根・外壁・付帯塗装以外にご要望があれば屋根棟の板金交換、軒天張り替え、ベランダ・バルコニーの防水工事、そして足場仮設は必ず必要となります。塗装以外が行えない業者の場合には下記の通り発注する必要があり、発注先ごとに中間マージンが発生します。
<板金→板金屋/軒天→大工屋/防水→防水屋/足場→足場屋>
専門として施工が可能な工事の幅が狭ければ狭いほど他の業者に発注するため、それぞれに発生した中間マージンが工事費に加算されて高くなります。
★施工方法の違い
建物のメンテナンスの際に重要視して頂くべき見積書の項目は「下地調整・下地処理」です。塗装等で補修するのに適した状態に部材を処理しなければハガレや膨れなど施工不良になってしまう可能性が高い重要な工程です。
見積書上でその工程を省略もしくは塗装費用に含めてしまっている場合には下地処理を行うのか、どの程度の下地処理を施すのかがわからないためその業者を信用するのは難しいと言えます。
工事価格が安い場合にはこの下地処理が適切な方法で行われない場合が多くありますので、必ず項目と内容の確認を行ってください。
また、出来るだけコストを抑えようとした場合に最初に引かれるのは「安全対策費」、つまり足場代を抑えるよう調整されます。足場は職人の命綱であり、足場が藤生部Bんな場合には十分に作業が行えず仕上りに影響するだけでなく、足場が崩れる、職人が転落するなどの大きな事故に繋がる可能性もあります。
見積りを安く見せるために足場部分を十分に計算しない業者もいるため、必ず相見積もり(複数社から見積りを取る)をして頂き、面積の測り方や足場の単価を比較しましょう。
★まとめ
外壁塗装だけでなく建設業界の金額は業者や経験者でなければ判断が大変難しく、工事費用も決して安くないため金額だけで考えがちです。しかし、安すぎると施工不良の可能性やアフターサービスが受けられないなどの問題が発生する可能性があり、高すぎると施工する各業者に多くの利益をもたらすだけとなる可能性もあるため、比較業者が多くなればなるほど工事費用の幅も広くなり余計適正価格が分からなくなってきます。
実際に当社にご相談頂いたお客様も10社見積りを取られた結果わからなくなってしまい、結局各業者の見積書を一緒に見ながらお客様のご要望にあった施工方法が何かを削って考えたということもありました。(最終的には当社で取り扱っていない海外の塗料を使用した塗装業者にご依頼されました。)
相見積もりは3~5社を目安に取って頂き、金額ではなく調査や見積りを作成した担当の方とよくお話しをされることが一番です。専門用語も多いため一つ一つ説明を聞いて頂き、説明の仕方や内容が分かりづらい業者を消していく「消去法」で業者を絞りましょう。
調査や見積りを行っている診断スタッフ(営業)は会社の顔ですので、会社名を背負ってお客様にご提案する以上、その方の仕事のやり方が会社のやり方と言っても過言ではありません。また、そこで適当な対応をするような方だと工事中や工事後の対応も適当にされてしまうと思った方が良いでしょう。
業者の見極めは、金額ではなく内容とスタッフを注意深く見ることが一番大切です。